米・食味鑑定士 「お米のソムリエ」 



「お米のソムリエ 米・食味鑑定士の選んだお米」 なるほど魅力ある
セールス言葉で、いかにも美味しそうなお米・・・・・とイメージしますね。
でも少し考えてみましょう。「米・食味鑑定士」とは何者なんでしょう。
お米に精通した鋭い食感の持ち主だけが手にする国家資格的な名
誉、権威ある称号でしょうか?  実は公的な資格ではなく民間団
体の 「米・食味鑑定士協会」(大阪市淀川区)が独自に認定してい

  1日目   内   容
11:00〜12:00 開会の辞・協会の趣旨と目的
12:00〜13:00 昼  食
13:00〜14:00 美味しいお米の栽培法
14:00〜15:00 水田生物と栽培環境
15:00〜16:20 炊飯米の官能テスト
16:20〜17:00 新形質米について
17:10〜19:00 懇親会(会費5千円)

  2日目   内   容
9:30〜11:00 米の文化と歴史・環境と未来
11:00〜12:00 品種と品質と食味特性
12:00〜12:45 昼  食
12:45〜13:45 筆記試験
13:45〜14:20 総 評
14:20〜15:00 成績発表
  るのです。2日間の資格講習会(講習
  料、認定料、会費等(合計106,000円)
  必要。)に意欲を持って参加すれば試
  験があるというものの まず、全員が
  「米・食味鑑定士」になれる
のです。
  わずか2日間(実質6.5時間)の資格講
  習会(左表参照)で米・食味鑑定士を
  極めれるのでしょうか? 2001年8月17日
  現在で全国で449名の「米・食味鑑定士」
  が誕生しています。 費用は必要ですが
  意外と容易に資格収得でき、「お米の
  ソムリエ」を自称できるのです。
  資格収得を機会に研究、努力を深められ、
  消費者・生産者の信頼を得られている方が
  大多数だと思いますが、容易に収得でき
  る資格を大袈裟にアピールして「お米の
  ソムリエ、米食味鑑定士が選んだお米」
  とPR販売するだけでは、消費者に誤解
  を与える可能性があると考えます。

 ※ 講習日程等は平成14年11月19日〜20日(奈良市予定)

   平成15年3月より社団法人、日本米穀小売振興会が 「お米マイスター」の認定を
   開始しています。 当店も応募資格に該当するので試験に挑み、認定されました。
   ちなみに試験、認定費用は、昼食付きで5,000円、合格率は約8割でした。